遊びながら学ぶ田舎暮らしー山村の自然ー 2025 in新潟県阿賀町室谷地区
遊びながら学ぶ田舎暮らしー山村の自然ー 2025 in新潟県阿賀町室谷地区 活動報告
1.はじめに
本事業は、2025年8月10日(日)に「2025年度独立行政法人国立青少年教育振興機構『子どもゆめ基金』」の助成を受けて実施した自然体験学習プログラムの一つです。
新潟県阿賀町室谷地区で地域活性化や地域資源の活用に取り組む「室谷青年会」の皆様とともに、室谷地区の自然や文化を楽しみながら学ぶことのできる体験プログラムを企画しました。
2.当日の活動スケジュール
※事業当日は雨天および河川の増水が確認されたため、川遊び等の屋外で行うプログラムを中止し、屋内で行う代替プログラムに変更いたしました。
08:45 津川B&G海洋センター(市民プール)集合
09:00 参加者確認、オリエンテーション、活動準備
09:30 プログラム①水辺の安全教室
11:30 片付け、室谷コミュニティセンターへ移動
12:00 プログラム②室谷コミュニティセンターでのバーベキュー・スイカ割り
14:00 プログラム③地震のVR体験を取り入れた防災教室
15:00 活動振り返り
15:30 終了、解散
3.活動報告
⑴水辺の安全教室
室谷青年会や地区の消防団員、プール監視員の方から、水難事故に遭った際の対応方法や心掛けることを学びました。
紙芝居とクイズを用いて水辺で遊ぶ際の注意事項を解説したり、水中で救助を待つ際に有効とされる「背浮き」(水中で全身の力を抜き、頭だけが水上に出るようにして呼吸を確保する体勢)の方法を実践的に教えたりと、命を守る為の考え方や動きを知ることができました。子ども達にも、クイズや救助方法の実践に積極的に参加する様子が見られました。
⑵バーベキュー、スイカ割り
室谷地区のコミュニティセンターをお借りし、昼食休憩を兼ねてバーベキューとスイカ割りを行いました。昼食をとりながら、青年会の皆様や、異なる地域から参加した子ども達同士での交流を深めることができました。
また、スイカ割りは普段なかなか経験できないことということもあり、子ども達にも楽しく参加してもらえたのではないかと思います。

⑶地震のVR体験を取り入れた防災教室
地震が起こる仕組みや地震が起こった際にとるべき行動を、紙芝居と書き込み式のワークシートを用いて子ども達と学習しました。子ども同士で災害時に気を付けるべき点などを話し合いながら、紙芝居やワークシートに真剣に取り組む様子が見られました。
また、スマートフォン接続式のVRゴーグルで地震発生時の状況やどのように被害が発生するかを体験し、地震災害の恐ろしさや、防災・減災の大切さを体感し、考えることができた時間となりました。
4.おわりに
今回の事業にご協力いただきました「室谷青年会」の清野司様より、事業終了後にコメントを頂戴いたしました。
〈清野様コメント〉
今回実施した代替えプログラムは自然を楽しむためにはその危険を知ること、そして自分の身は自分で守るということをこの機会に少しでも経験してもらえたらと思い計画しました。
参加者にとっては自然と触れ合う時間が少なく物足りなかったと思いますが、事故なく無事に終えることができホッとしております。
無事に終えることができたのも、今回の事業に携わってくださった皆様のご協力のお陰です。大変感謝申し上げます。

※この活動および報告書の作成は、「独立行政法人国立青少年教育振興機構『子どもゆめ基金』」の助成を受けて行っています。